ラトビアの製薬会社オラインファームは先ごろ、医療用品を製造する同国のトヌス・エラストを買収することで合意したと発表した。全株式を1,400万ユーロで取得し、完全子会社化する。トヌスは買収後も現在の経営陣がとどまるという。
1995年に設立されたトヌスは、包帯やコルセットなどの医療用品を生産し、EU諸国などに輸出している。従業員は約200人。2015年の売上高は730万ユーロ、純利益は170万ユーロだった。
オラインファームは医薬品を製造する他、サプリメントや化粧品メーカー、薬局チェーンを傘下に持ち、ロシアをはじめ東欧諸国など35カ国に輸出している。