ネスレ、牛乳アレルギー検出キットの販売権取得

欧州食品・飲料大手のネスレ(スイス)は5月31日、仏バイオテクノロジー企業のDBVテクノロジーズが開発を進めている牛乳アレルギー検出キットの販売権を最大1億ユーロで取得することで合意したと発表した。

DBVは乳幼児の牛乳タンパク質アレルギー(CMPA)を検出するパッチテストを開発中。2021年の全世界での認可を目指している。ネスレは同社に前払い金として1,000万ユーロを支払う。DBVは残る9,000万ユーロを同パッチテスト開発の進展状況に応じて受け取る。

ネスレはCMPAパッチテストの取得によって、ヘルス・サイエンス部門を強化すると同時に、乳幼児向け栄養食の販売拡大を図りたい考えだ。

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