ロスネフチ、1-3月は74%の大幅減益

ロシア石油最大手の国営ロスネフチが8日発表した2016年1~3月期の純利益は140億ルーブル(約1億9,000万ユーロ)となり、前年同期の560億ルーブルから73.6%減少した。原油価格が過去13年間で最低水準をつけるなど大幅下落したことに加え、鉱物資源採掘税の引き上げで税負担が増え、利益を押し下げた。

売上高は原油価格の下落が響き、12.4%減の1兆480億ルーブル(約144億ユーロ)に縮小した。営業利益(EBITDA)は1.8%減の2,730億ルーブル(約37億4,000万ユーロ)。一方、コスト削減や販売体制の改善が奏功し、売上高営業利益率は前期の23.2%から26.0%に上昇した。

資本投資は前年同期比で20%増。北シベリアのスズン油田、ユルブチェノ=タホモ油田の坑井作業などに投資した。ドル建て債務は44.8%減の239億ドルに縮小した。

上部へスクロール