独企業景況感、8月は大幅悪化

ドイツのIfo経済研究所が25日発表した8月の独企業景況感指数(2005年=100)は106.2となり、前月の108.3から2.1ポイント低下した。同指数が2ポイント以上落ち込むのは、欧州の債務危機が深刻化した12年5月以来、4年3カ月ぶり。エコノミストの間では、英国のEU離脱決定の影響がやや遅れて表れたとの見方が出ている。

現状判断を示す指数は112.8、今後6カ月の見通しを示す期待指数は100.1で、いずれも2ポイント低下した。部門別では建設を除いて悪化。製造業では特に化学、電機で下落幅が大きかった。

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