ユーロ圏生産者物価の下落縮小、9月は1.5%低下

EU統計局ユーロスタットが4日発表したユーロ圏の9月の生産者物価(建設業を除く)は、前年同月比で1.5%低下したが、下げ幅はエネルギーの価格下落に歯止めがかかっていることで、前月の1.9%から縮小した。

分野別ではエネルギーが4.7%、中間財が1.4%の低下となった。エネルギーの下げ幅は前月の5.7%を下回った。資本財と耐久消費財はそれぞれ0.4%、0.9%の幅で上昇。非耐久消費財は横ばいだった。

EU28カ国ベースの生産者物価は1.1%低下。主要国では英国が1.8%上昇したが、ドイツが1.4%、フランスが1.7%、イタリアが0.8%、スペインが2%の幅で低下した。

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