マースク、7~9月の純利益44%減

欧州海運・石油大手のAPモラー・マースク(デンマーク)が2日発表した2016年7~9月期(第3四半期)決算の純利益は4億2,900万ドルとなり、前年同期から44%減少した。石油部門が復調したが、海運部門がコンテナ運賃の下落で赤字に転落し、収益が悪化した。売上高は9.1%減の91億7,700万ドル。

海運部門マースク・ラインの最終損益は1億1,600万ドルの赤字。前年同期は2億6,400万ドルの黒字だった。コンテナ運賃が前年同期から16%低下したことが響いた。石油部門のマークス・オイルは純利益が3,200万ドルから1億4,500万ドルに拡大した。

同社は9月、業績改善に向けて、グループを運輸・物流部門と石油関連部門の2つに分割する計画を発表していた。

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