11月のEU新車販売5.8%増、2カ月ぶりプラスに

欧州自動車工業会(ACEA)が15日発表したEU(マルタを除く27カ国)の11月の新車販売(登録)台数は114万8,618台となり、前年同月から5.8%増加した。前月は3カ月ぶりに落ち込んでいたが、主要市場のドイツ、フランスで復調し、再び増加に転じた。(表参照)

ドイツとフランスは前月に販売が低迷したが、それぞれ1.5%、8.5%の幅で増加した。その他の主要市場ではスペインが13.5%増と好調だったほか、英国が2.9%増、イタリアが8.2%増となった。

欧米の主要メーカーはルノーが16.8%増と大きく伸びた。このほかフォルクスワーゲン(VW)が6.5%、フォードが1.9%、BMWが11.3%、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が10.3%、ダイムラーが11.8%の幅で増えた。

日本勢はトヨタが6.2%増と堅調だったほか、日産とスズキが伸びを記録した。マツダ、ホンダ、三菱は振るわなかった。

EU27カ国にアイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの同月の販売台数は前年同月比5.6%増の118万9,181台だった。

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