スイスのロンザ、米医薬品用カプセル大手を買収

スイスの製薬・特殊化学大手ロンザ・グループは15日、医薬品用カプセル大手の米カプスゲルを買収することで合意したと発表した。買収額は55億ドル。2017年7~9月期の買収手続き完了を予定している。

ロンザは米投資会社コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)からカプスゲルを買収する。買収額にはカプスゲルの約20億ドルの負債引き受けも含まれる。ロンザは買収資金の一部を調達するため、最大33億スイスフラン(約32億2,000万ドル)の増資を実施する計画だ。

カプスゲルはカプセルなど医薬品を患部に効率的に届けるドラッグ・デリバリー技術に強みを持つ企業。米国内と海外で13カ所に生産拠点を持つ。米ファイザーの子会社だったが、KKRが2011年に23億8,000万ドルで買収していた。

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