スイスの光学機器部品メーカーのオプトチューンが、初の海外生産拠点をスロバキア西部のトルナヴァに設けるもようだ。スロバキアのメディアがこのほど伝えたもので、光学機器に使用されるポリマー製レンズの開発・製造を手掛ける。今後5年間の投資額は約400万ユーロ。年内に研究施設の建設に着手する。
トルナヴァは首都ブラチスラバに近く、優秀な人材を確保しやすく物流上の利便性が大きいことが決め手となった。また学術機関が多いことも魅力で、スロバキア工科大学の物質科学技術学部などと研究開発分野で連携する考えだ。
オプトチューンは2008年の設立。電気制御で焦点距離を調整できるチューナブルレンズ、レーザー光線の精度を高めるレーザー・スペックルリデューサー、平面ミラーなどを開発、製造する。ドイツ、米国、イスラエル、日本、中国、韓国、台湾などに販売代理店を持つ。