トルコ中銀、上限金利を引き上げ

トルコ中央銀行は24日、翌日物貸出金利(上限金利)を0.75ポイント引き上げ、9.25%とすることを決めた。通貨リラの下落に歯止めをかけるのが狙い。1月中旬から事実上の上限金利として機能している後期流動性供給金利(16~17時の翌日物貸出金利)も1ポイント引き上げ、11%とした。

中銀は主要金利の1週間物レポ金利は8%、翌日物借入金利(下限金利)は7.25%に据え置いた。

リラは2015、16年の両年に2ケタも下落。今年に入っても通貨安傾向が続いている。しかし、景気対策を優先するエルドアン政権は利上げに強く反対しており、中銀は今月12日から1週間物レポ金利での貸し出しを制限することで流動性を調節している。

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