スロバキア議会は3月28日、小売業の営業禁止日を大幅に増やすことを盛り込んだ労働法改正案を可決した。新ルールは6月1日付で施行される。
小売業者の営業禁止日は現在、クリスマス、元旦、復活祭の日曜日(終日)とクリスマスイブ(半日)の合計3日半に限られている。規定改正により、主顕節(1月6日)、復活祭の金曜日と月曜日(移動祝日)、メーデー(5月1日)、対ファシズム勝利の日(5月8日)など、新たに12日が加わる。
新たな営業禁止日の適用対象は食料品店やドラッグストアなどの小売店舗で、従業員を雇わず経営者だけで営業する店は除く。また、◇ガソリンスタンド◇薬局◇空港・港湾施設内、公共交通、病院内の小売店◇航空券などのチケット販売店◇土産物屋も規定の対象外となる。違反者には最大10万ユーロの罰金が科される。
同国財務省は、営業禁止日が増えても国民経済への影響はないとしている。