独建材大手のハイデルベルクセメントは18日、メキシコ同業セメックスから米国事業の一部を買収すると発表した。米トランプ新政権は大規模な公共インフラ投資方針を打ち出していることから、現地事業を強化する。
ハイデルベルは現地子会社キャドマン・マテリアルズを通じて、セメックスが米国の北西部で展開する事業を譲り受ける。買収金額は約1億5,000万ドル。7月までの買収手続き完了を見込む。
買収対象は採石場7カ所、生コンクリート工場5カ所、アスファルト工場2カ所で、雇用規模は約350人に上る。ハイデルベルクセメントは買収により、ワシントン、オレゴン州で事業を強化する。