4月のユーロ圏景況感、約10年ぶりの高水準に

欧州委員会が4月27日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は前月を1.6ポイント上回る109.6となり、2007年8月以来約10年ぶりの高水準に達した。全部門で改善した。

ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。分野別では製造業が1.3ポイント、サービス業と消費者、小売業が1.4ポイント、建設業が3.7ポイントの幅で上昇した。

EU28カ国ベースのESIは前月を1.4ポイント上回る110.6で、07年9月以来の高水準。主要国ではドイツが1.8ポイント、イタリアが1.4ポイント、フランスが1.2ポイント、スペインが1ポイント、英国が0.3ポイントの幅で改善した。

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