ユーロ圏景況感、5月は悪化

欧州委員会が5月30日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は109.2となり、前月の109.7から0.5ポイント低下した。ユーロ圏の景況感は改善が続き、前月は約10年ぶりの高水準に達していたが、サービス業と小売業で落ち込み、9カ月ぶりに悪化した。

ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。分野別では製造業が0.2ポイント、消費者と建設業が0.3ポイントの幅で上昇したが、サービス業が1.2ポイント、小売業が1.1ポイント低下した。

EU28カ国ベースのESIは前月を1ポイント下回る109.7。主要国ではドイツが1.5ポイント、イタリアが0.9ポイント、英国が2.3ポイント悪化した。フランスは1.5ポイント、スペインは0.5ポイントの幅で改善した。

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