仏ソシエテ、車リース子会社IPOで16億ユーロ調達へ

仏大手銀行ソシエテ・ジェネラルは5日、自動車リース部門ALDオートモーティブが実施する新規株式公開(IPO)の仮条件を発表した。発行済み株式の23%を売り出し、最大16億ユーロの調達を目指す。

ALDは16日にパリのユーロネクストに上場する予定。IPOでは約8,080万株を14.2~17.4ユーロで売り出し、最大14億600万ユーロを調達する。応募が超過すれば追加で1,200万株を売り出す。最終条件は15日に決める。

ALDは欧州2位の自動車リース会社。40カ国以上で140万台の車両を運用している。2016年の純利益は前年比21%増の5億1,200万ユーロ。ソシエテ・ジェネラルは2001年、ドイツ銀行の傘下にあった同社を買収した。

フランスでの新規上場としては、2015年11月に資産運用会社アムンディが実施したIPO(調達額15億ユーロ)以来の大型案件となる。

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