EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2017年1~3月期の労働コスト(時間当たり)上昇率は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比1.5%となり、前期と同水準だった。(表参照)
労働コストの大部分を占める賃金・給与が1.4%、非賃金コストが1.6%上昇した。業種別の上昇率は工業が1.3%、建設業が1.9%、サービス業が1.3%。
EU28カ国ベースの労働コスト上昇率は、前期と同じ1.7%。国別ではルーマニアが17.2%で最高だった。主要国ではドイツが2.5%、フランスが1.2%、英国が1.5%、イタリアが0.8%、スペインが0.1%の幅で上昇した。
