トヨタ系自動車部品メーカー、ジェイテクトのベアリング事業部門コーヨーが、チェコ東部オロモウツの生産拠点を拡張する。需要拡大への対応が目的で、今後3年で10億コルナ(約3,900万ユーロ)を投じて新生産棟を設置する。現地紙『ホスポダールスケ・ノヴィニ』がこのほど伝えた。
拡張を通じ、年産能力を現在の1,600万個から5年以内に2,000万個に拡大する。当初は35人を新規雇用し、その後順次増員する。
同社のチェコ事業の昨年の売上高は9億6,200万コルナ(3,700万ユーロ)。2020年までに年間売上高を12億コルナ(4,600万ユーロ)に引き上げる目標を掲げる。
コーヨーはオロモウツ工場で500人を雇用している。チェコではほかにプルゼニ、パルドゥビツェ、ブルノに拠点を持ち、従業員は全体で2,000人に上る。