FRBがBNPパリバに制裁、外国為替取引の不正問題で

米連邦準備理事会(FRB)は17日、社員による外国為替取引での不正が発覚した仏大手銀行BNPパリバに対して、2億4,600万ドルの制裁金支払いを命じたと発表した。同行は社員の管理を怠った責任を問われた。

BNPパリバは外国為替取引のトレーダーが2007年から13年にかけて、他社の社員とインターネットのチャットで情報を交換し、相場を操作していたことが発覚。このトレーダーは1月、FRBは今年1月、この元トレーダーによる金融業への従事を禁止する処分を下していた。

FRBは同処分に加えて、BNPパリバに対しても監督を怠り、不正を見抜けなかったとして、制裁金を科した。同時に、監督体制、内部統制の強化を求めた。

上部へスクロール