独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は18日、2017年上半期の販売台数が前年同期比2.8%増の58万5,000台となり、上半期として過去最高を記録したと発表した。6月単月でも6.5%増の10万5,200台と、同月の最高記録を更新した。中核市場の欧州が好調で、全体が押し上げられた。
上半期の販売数を地域別にみると、西欧は4.1%増の25万2,300台で、主力のドイツは1.8%増の8万8,000台だった。中欧は14%増の10万9,800台と大幅に増加。本国チェコは10.9%増の5万1,200台だった。ロシアを除いた東欧も13%増の1万9,300台と大幅な伸びを記録した。ロシアは6.7%増の2万8,700台だった。
一方、最大の市場である中国は8.1%減の13万4,000台と唯一、縮小した。今年初めに実施された増税が響いた。6月単月では5.3%増の2万3,500台と回復した。
上半期の販売数をモデル別でみると、3月に発売したSUV「コディアック」が2万7,100台売れたほか、小型車「ファビア」が6.1%増の11万1,100台、旗艦モデル「スペルブ」が8.3%増の7万5,900台と全体を牽引した。一方、中核モデル「オクタビア」は6.5%減の20万5,300台に後退した。