英RBS、投資銀行のEU拠点をアムステルダムに

英大手銀行ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は4日、英国のEU離脱に伴い、投資銀行部門のナットウエスト・マーケッツがオランダのアムステルダムにEUの事業拠点を置く方針を打ち出した。

EUでは金融や保険会社などが加盟国のうち1カ国で認可を取得すれば、域内全域で活動することができる「パスポート制度」が導入されている。RBSはナットウエスト・マーケッツが英国のEU離脱後も域内で事業を展開できるようにするため、銀行免許を持つオランダのアムステルダムに拠点を置く方向で検討しており、オランダ中央銀行と協議しているという。

RBSが同日発表した2017年4~6月期(第2四半期)決算の最終損益は6億8,000万ポンド(約7億5,600万ユーロ)の黒字となり、前年同期の赤字(10億7,700万ポンド)から改善した。前年同期のような巨額の訴訟費用が生じなかったことが大きかった。

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