EU統計局ユーロスタットが16日発表したユーロ圏の2017年4~6月期の域内総生産(GDP)伸び率は前年同期比2.2%となり、速報値の2.1%から0.1ポイント上方修正された。前期比の伸び率は0.6%で、速報値と変わらなかった。(表参照)
前期比と前年同期比の伸び率は、それぞれ前期を0.1ポイント、0.3ポイント上回る水準。EU28カ国ベースでは前期比0.6%、前年同期比2.3%となり、いずれも速報値から0.1ポイント上方修正された。
データが出そろっているEU21カ国で、前期比の伸び率がマイナスとなったのはフィンランドだけ。主要国はドイツが0.6%、フランスが0.5%、イタリアが0.4%、スペインが0.9%、英国が0.3%の幅で伸びた。前期と比べるとドイツは0.1ポイント縮小。スペインと英国は0.1ポイント拡大した。フランスとイタリアは横ばいだった。