独化学大手のBASFは18日、3Dプリンター用素材の製造を手がけるオランダのイノフィル3Dを買収したと発表した。3Dプリンター素材分野で製品の幅を拡充することが狙い。買収金額は明らかにしていない。
イノフィル3Dはオランダのアプライド・ポリマー・イノベーションズから2014年に分離独立した企業。熱可塑性樹脂を原料とするロープ状の3Dプリンター素材(フィラメント)を製造している。BASFは今後、同社をフィラメント開発・製造の中心的な拠点とする方針だ。
BASFは3Dプリンター向け事業を強化しており、9月には新会社BASF・3Dプリンティング・ソリューションズをドイツのハイデルベルクに開設する予定だ。