英通信大手ボーダフォンの独法人は11日、ドイツ国内で光ケーブル通信網を整備すると発表した。同国では人口希薄地域を中心に高速通信網が未整備で、これが消費者の不満を呼び企業活動の障害にもなっていることから、地方部でもギガビット級の高速通信を利用できるようにする。
今後4年で1,370万世帯/社が光ケーブル通信を利用できるようにする。その実現に向けた最大の柱は2013年に買収したCATV子会社カーベル・ドイチュラントを活用して1,260万世帯がギガビット級の通信サービスを利用できるようにするというもの。このほか、国の補助金で基礎自治体が敷設する光ケーブル通信網を長期的に借り受ける。また、約2,000の工業団地に光ケーブル通信網を敷設し、最大10万社が利用できるようにする。