ポーランドが大型小売店の日曜営業を大幅に制限する方向だ。議会・下院の労働委員会は12日、スーパーマーケットとショッピングセンターに毎月第2、第4日曜日の閉店を義務付ける法案を採択した。法案は冬前に本会議で承認され、来年初めから施行される見通しだ。
ポーランドでは現在、国が定める祝日を除き、大型小売店の営業日に制限はなかった。しかし、労組「連帯」が昨年、カトリック教会の協力も得て、日曜完全閉店を求める50万人の署名を集めて法改正を要求。与党「法と正義(PiS)」は小売業界からの反対も踏まえて「2週間おきの日曜閉店」という折衷策を選択した。