ドイツ銀行、純利益2.3倍に

ドイツ銀行が26日発表した2017年7~9月期(第3四半期)決算の純利益は6億4,900万ユーロとなり、前年同期(2億7,800万ユーロ)の2.3倍に達した。法務リスクの引当金や貸倒引当金が減少したためで、税引き前利益も51%増の9億3,300万ユーロと好調だった。

ジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)は、事業環境は依然として厳しいものの、個人顧客・中堅企業向け部門とリテール子会社ポストバンクの統合計画や、機関投資家向けの資産管理とファンド事業を展開する子会社ドイチェ・アセット・マネジメントの新規株式公開(IPO)に向けた準備など重要な取り組みで大きく前進したと明言。それらの成果は今後、徐々に現れてくるとの見方を示した。

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