9月のユーロ圏失業率は8.9%、09年1月以来の低水準

EU統計局ユーロスタットが10月31日発表したユーロ圏の9月の失業率は8.9%となり、前月の9%から0.1ポイント低下した。ユーロ圏の雇用は景気の緩やかな回復に伴って改善が続いており、失業率は2009年1月以来の低水準まで持ち直した。(表参照)

EU28カ国ベースの失業率は、前月から横ばいの7.5%。主要国はドイツが3.66%、フランスが9.7%、イタリアが11.1%、スペインが16.7%だった。域内最悪のギリシャは7月時点で21%と高水準にあるが、前月から0.3ポイント改善した。

同月の失業者数は、ユーロ圏が前月を9万6,000人下回る1,451万3,000人、EUが同11万6,000人減の1,844万6,000人と推定されている。

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