EU統計局ユーロスタットが14日発表した2017年7~9月期の域内総生産(GDP)統計によると、ドイツの伸び率は前期比0.8%となり、前期の0.6%から0.2ポイント拡大した。独連邦統計局は輸出、設備投資の拡大が成長を支えたと指摘している。
ユーロ圏の成長率は前期比0.6%、前年同期比2.5%で、10月中旬に発表された速報値と同水準。EU28カ国ベースも速報値と同じ前期比0.6%増、前年同期比2.5%増だった。
データが出そろっているEU20カ国で、GDPが前期比でマイナスとなったのはデンマークだけ。伸び率はルーマニアが2.6%で最高だった。(表参照)
ドイツ以外の主要国はフランスとイタリアが0.5%増、英国が0.4%増、スペインが0.8%増。伸び率はフランス、スペインで前期から0.1ポイント縮小した。英国、イタリアはそれぞれ0.1ポイント、0.2ポイントの幅で拡大した。
