独化学大手のランクセスは15日、ベルギー同業のソルベイから米国のリン添加剤事業を買収することで合意したと発表した。成長市場の北米で添加剤事業を強化する狙いがある。買収金額は明らかにしていない。来年上期の買収手続き完了を見込む。
ランクセスはソルベイから米サウスカロライナ州チャールストンにある工場を取得する。同工場は計6つの生産施設からなり、塩化リンと川下製品の難燃剤、農薬向け中間原料を生産している。従業員数は約90人、売上高は約6,500万ドル。
添加剤はランクセスの主要事業で、売上高(約20億ユーロ)は同社全体(77億ユーロ)の約4分の1を占める。