EU統計局ユーロスタットが11月30日発表したユーロ圏の10月の失業率は8.8%となり、前月の8.9%から0.1ポイント低下した。ユーロ圏の雇用は景気の緩やかな回復に伴って改善が続いており、失業率は2009年1月以来の低水準となった。(表参照)
EU28カ国ベースの失業率は7.4%。前月から0.1ポイント改善した。主要国はドイツが3.6%、フランスが9.4%、イタリアが11.1%、スペインが16.7%だった。域内最悪のギリシャは8月時点で20.6%と高水準にあるが、前月から0.3ポイント改善した。
同月の失業者数は、ユーロ圏が前月を8万8,000人下回る1,434万4,000人、EUが同11万1,000人減の1,824万3,000人と推定されている。