欧州委員会が11月29日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は114.6となり、前月から0.5ポイント上昇した。景況感の改善は6カ月連続で、2000年10月以来の高水準に達した。
分野別では製造業が0.2ポイント、サービス業が0.1ポイント、消費者と建設業が1.2ポイントの幅で上昇した。小売業は1.3ポイント低下と、唯一悪化した。
EU28カ国ベースのESIは前月を0.1ポイント上回る114.3で、07年6月以来の高水準。主要国ではフランスが1.9ポイント、スペインが0.6ポイント、イタリアが0.2ポイントの幅で上昇した。ドイツは0.1%、英国は1.5ポイント低下した。