17年のEU新車販売3.4%増、10年ぶりに1500万台突破

欧州自動車工業会(ACEA)が17日発表したEU(マルタを除く27カ国)の2017年の新車販売(登録)台数は1,513万7,732台となり、前年から3.4%増加した。販売増加は4年連続。1,500万台の大台を突破するのは。07年以来10年ぶりとなる。(表参照)

主要市場では英国が5.7%減と6年ぶりにマイナスとなったが、イタリアが7.9%、スペインが7.7%、フランスが4.7%、ドイツが2.7%の幅で増えた。

欧米の主要メーカーでは、仏PSAグループがゼネラル・モーターズ(GM)傘下の独オペル、英ボクソールを買収した効果で74.1%増と大きく拡大。ルノーも17.7%増と好調だった。最大手のフォルクスワーゲン(VW)は4.8%増。

日本勢はトヨタが20.5%増となったほか、スズキが32.8%、マツダが6.1%の幅で増えた。日産は4.9%減、ホンダは6.9%減、三菱は1.5%減だった。

フォード、ゼネラル・モーターズ(GM)を除いて増えた。伸び率は仏PSAグループがGM傘下の独オペル、英ボクソールを買収した効果で、28.2%と高かった。最大手のフォルクスワーゲン(VW)は2.3%増だった。

日本勢はトヨタが13%増となったほか、日産が3.1%、スズキが21.3%の幅で増えた。マツダは0.2%減、ホンダは11.5%減、三菱は0.4%減と振るわなかった。

12月のEU新車販売は前年同月比4.9%減の108万8,498台。営業日が前年より少なかった影響で、3カ月ぶりに落ち込んだ。

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