日本バイリーン、独自動車用フロアマット会社買収

日本バイリーンは7日、自動車用フロアマット製造の独ハンス・グラスを買収することで合意したと発表した。当該事業の国際展開拡大が狙い。買収金額は公表していない。今年4~6月期の買収手続き完了を見込んでいる。

ハンス・グラスはミュンヘン近郊のグラフィンに本社を置く企業。自動車用フロアマットの品質とサービスに定評があり、欧州の自動車メーカーに製品を供給している。グラフィンと独パーダーボルン、モウーゼルヴィッツ、チェコのチェブに生産拠点を持つ。従業員数は260人で、昨年は約3,100万ユーロを売り上げた。

日本バイリーンは現在、米国、メキシコ、日本、中国、タイの計5カ所に自動車用フロアマットの生産拠点を持つ。今回の買収により、米国、中国に工場を持つ欧州自動車メーカーや、欧州の日系自動車メーカー向け事業を強化する。

上部へスクロール