三菱電機は8日、トルコ西部マニサにルームエアコンの新工場を開設した。欧州・トルコ市場の需要拡大を見込み、2021年度までに年間50万台を生産する。需要変動に対応できる生産体制を整えるほか、開発部門を置いて各国の嗜好・環境規制に合わせた製品を生み出し、現地化を加速する。
工場を運営するのは子会社の三菱電機エア・コンディショニング・システムズ・マニュファクチャリング・トルコで、資本金は3億8,250万リラ(8,180万ユーロ)。敷地面積は6万平方メートルで、2021年3月までに400人を雇用する予定だ。同工場はすでに昨年12月から稼働している。
三菱電機は、欧州の空調冷熱システム事業が順調に成長していることや、トルコでも経済成長に伴い需要拡大が見込まれることから、トルコ工場の設置を決めた。