ベルギーの半導体大手メレキシスは7日、自動車用マイクロチップを生産するブルガリアのソフィア工場を拡張すると発表した。欧州事業の強化が狙い。今後5年で総額7,500万ユーロを投じ、広さを倍増させるほか、研究開発(R&D)拠点・倉庫を新設する。2022年までに約310人の増員を見込む。
今回の投資で、ソフィア工場の生産施設の面積は現行の7,500平方メートルから1万5,000平方メートルに拡大する。その他の施設を含めると、2万2,500平方メートルに達する。
初年度となる今年は1,700万ユーロを投資する。従業員数は今年中に現在の425人から575人前後、2022年までに735人前後に増やす。
メレキシスは仏パリ近郊のコルベイユ・エソンヌにウエハー検査拠点を新設することも発表した。5年間で総額6,000万ユーロを投資する。新拠点は今年第2四半期に業務を開始する。当初の雇用数は30人強の予定だ。
メレキシスは世界的な半導体メーカーで、世界14カ国で1,400人以上を雇用している。