EU統計局ユーロスタットが14日発表した2017年10~12月期の域内総生産(GDP)統計によると、ドイツの伸び率は前期比0.6%となり、前期の0.7%を下回ったものの、高水準を維持した。他の主要国も堅調で、ユーロ圏の景気回復を支えた。(表参照)
ユーロ圏の伸び率は前期比0.6%、前年同期比2.7%で、1月発表の速報値と変わらず。19四半期連続のプラス成長となった。EU28カ国ベースは前期比0.6%、前年同期比2.6%で、こちらも修正はなかった。
独連邦統計局によると、ドイツは10~12月期に輸出、設備投資が好調だった。個人消費はほぼ横ばい。建設業は落ち込んだ。
その他の主要国はフランスが前期比0.6%増、イタリアが同0.3%増、スペインが同0.7%増、英国が0.5%増。ドイツ、イタリア、スペインは前期から0.1ポイント縮小した。フランスと英国は0.1ポイント拡大した。このほか、オランダが0.8%増となり、伸び率は前期の0.4%から倍増した。