EU新車市場が好調維持、1月の販売7.1%増

欧州自動車工業会(ACEA)が15日発表したEU(マルタを除く27カ国)の1月の新車販売(登録)台数は125万3,877台となり、前年同月から7.1%増加した。EUの新車市場は回復が進み、2017年は3.4%増と4年連続で拡大したが、今年も好調な滑り出しとなった。(表参照)

販売増加は2カ月ぶり。主要市場ではドイツが11.6%、フランスが2.5%、イタリアが3.4%、スペインが20.3%の幅で伸びた。英国はディーゼル車の販売が排出規制問題の影響で落ち込み、6.3%減と唯一振るわなかった。

欧米の主要メーカーは軒並み増加。特に仏PSAグループがゼネラル・モーターズ(GM)傘下の独オペル、英ボクソールを買収した効果で73.4%増と大きく伸びた。最大手のフォルクスワーゲン(VW)は9.2%増。

日本勢はトヨタが9.6%増、ホンダが0.5%増となったが、日産が1.4%減と小幅ながら落ち込んだ。

EU27カ国にアイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの販売台数は前年同月比6.8%増の128万6,378台だった。

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