電線大手の独レオニはこのほど、セルビア中部のクラリエボに国内第4工場を建設すると発表した。7~8月の着工を予定している。
新工場はメルセデスベンツ向けにケーブルシステムを生産する。投資額は6,000万ユーロ超。床面積は4万5,000平方メートルで、4,000人~5,000人を雇用する。2020年までに完工の予定だ。
レオニは昨年、同国南部のニシュで第3工場を開設し、BMW向けにケーブルシステムを生産している。従業員は1,000人で、19年末までに2,200人に増員する計画だ。
ワイヤーハーネスなどの自動車用配線部品を生産する同社は2009年にセルビアに進出。ニシュのほかにも南部のドリェヴァツで1工場、プロクプリェで2工場を操業する。中東欧では同国の他、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、チェコ、ハンガリー、ロシア、ウクライナに工場を持つ。