ユーロ圏労働コスト上昇率、10~12月は1.5%に縮小

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2017年10~12月期の労働コスト(時間当たり)上昇率は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比1.5%となり、前期の1.6%からわずかながら縮小した。(表参照)

労働コストの大部分を占める賃金・給与が1.7%、非賃金コストが1%の幅で上昇した。業種別の上昇率は工業が1.3%、建設業が2.1%、サービス業が1.9%だった。

EU28カ国ベースの労働コスト上昇率は、前期を0.1ポイント上回る2.3%。国別ではルーマニアが14.3%で最高だった。主要国はドイツが1.5%、フランスが1.6%、英国が3.7%、スペインが1.2%、イタリアがマイナス0.2%となっている。

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