シーメンス、スペインの交通ソフト会社を買収

独シーメンスは20日、交通用ソフト開発を手がけるスペインのエイムサンを買収すると発表した。データを活用したデジタル交通ソリューションの分野で競争力を強化する狙い。買収金額は公表しないことで合意した。4月の買収手続き完了を見込む。

エイムサンは交通量を道路設計時点で予測するシミュレーションソフトや、リアルタイムのデータを用いて渋滞の予測・緩和を図るソフトを開発。世界79カ国に計4,600の顧客を持つ。

大都市では今後、カーシェアリングやライドシェア、自動運転車など公共交通機関以外の移動手段の利用拡大が予想される。これに伴い発生する新たな問題を交通計画当局や交通事業者はデータ利用の交通ソリューションを通して解決していくと予想されることから、シーメンスは同分野の事業を強化しており、先ごろ交通・輸送・物流向けソフト開発のハーコンを買収したばかり。

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