露中銀が2カ月連続で利下げ、政策金利7.25%に

ロシア中央銀行は23日、主要政策金利の7日物入札レポ金利を7.5%から0.25ポイント引き下げ、7.25%とすることを決めた。利下げは2カ月連続で、昨年3月からは8度目となる。追加利下げを通じて低迷しているインフレ率を引き上げるほか、景気の下支えを図る考えで、翌日物レポ金利と翌日物預金金利も0.25ポイント引き下げ、それぞれ8.25%、6.25%とした。26日から新金利を適用する。

同国のインフレ率は2015年3月の16.9%をピークに低下傾向にあり、1月は2.2%まで下落。2月は横ばいで、中銀目標の4%を8カ月連続で下回った。中銀は追加利下げを通してインフレ率を引き上げ、2019年には目標の4%まで回復させる考えだ。

国内総生産(GDP)は昨年、前年比で1.5%増加し、3年ぶりにプラス成長へと転じた。賃金上昇を背景に民間最終消費支出が増加していることなどから、今年は成長率が1.5~2%に拡大するとみている。

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