露ズベルバンクとヤンデックス、ECの合弁会社設立

ロシア最大手銀行の国営ズベルバンクと検索サイト最大手ヤンデックスは4月27日、ネット販売のポータルサイトを運営する合弁会社を設立したと発表した。

新会社はヤンデックスの電子商取引(EC)事業部門「ヤンデックス・マーケット」(評価額300億ルーブル)にズベルバンクが300億ルーブル(3億9,260万ユーロ)を出資する形で設立された。株式のうち10%はヤンデックスの経営陣と従業員にオプションとして将来的に分配する予定。新会社の社長にはヤンデックス・マーケットのマクシム・グリシャコフ氏が就任する。

新会社は、◇ユーザー同士が物品を売買するオンライン・マーケットプレイス◇オンラインのクロスボーダー取引◇ヤンデックス・マーケットが従来行ってきた価格比較サイトの運営――の3つを事業の柱とする予定。ズベルバンクのグレフ総裁は「ヤンデックス・マーケットをベースにロシア版アマゾンを目指す」と意気込む。

ヤンデックスによると、ヤンデックス・マーケットは月間訪問者数が4,300万人を超えるロシア最大のオンライン市場で、出品者は2万人超を数える。

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