アストラゼネカ、抗精神病薬を中国企業に売却

英製薬大手のアストラゼネカは8日、抗精神病薬「セロクエル」のライセンス権を中国同業の緑葉製薬(リューイエ・ファーマ)に売却すると発表した。中核部門に集中する戦略の一環で、売却額は5億3,800ドルに上る。

セロクエルは統合失調症、躁うつ病などの治療に使われる薬。アストラゼネカは英国と中国をはじめとする海外でのライセンス権を緑葉に売却する。6月末までの売却手続き完了を見込んでいる。

アストラゼネカはがん、心臓血管、腎臓・呼吸器系疾患の治療薬の3分野に集中するため、セロクエル売却を決めた。

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