米アマゾンは9日、ルーマニアのブカレストに技術開発センターを開設した。クラウドコンピューティングサービスを提供するアマゾン・ウェブサービス(AWS)との合同拠点として、音声アシスタント「アレクサ」やクラウドサービス「AWS」など自社製品・サービスの改善や刷新に取り組む。
新開発センターは広さが1万1,300平方メートル。有能なITエンジニアを確保しやすいことがブカレスト進出の理由で、中期的に650人を雇用する計画だ。
アマゾンは2005年、ルーマニア東部のヤシに中東欧初の開発拠点を開設した。同拠点の中核業務はクラウドコンピューティング、セキュリティ、マシンラーニング、データ分析となっている。16年10月には同地に第2開発センターを設け、技術開発のほかコンプライアンス、リテールサービス、デジタルイメージング業務を手がけている。