EU統計局ユーロスタットが15日発表した2018年1~3月期の域内総生産(GDP)統計によると、域内最大の経済国であるドイツの伸び率は前期比0.3%となり、前期の0.6%から半減した。輸出が低迷し、成長が鈍化した。(表参照)
ユーロ圏のGDPは前期比0.4%増、前年同期比2.5%増となり、2日発表の速報値と変わらず。EU28カ国ベースでは前期比0.4%増、前年同期比2.4%増で、こちらも改定はなかった。
これまでに同期のGDP統計がまとまったのはEU20カ国。主要国ではドイツのほか、フランスが前期比0.3%増と、伸び率は前期の0.7%を大きく下回った。英国も同0.4%から0.1%に縮小した。イタリアは同0.3%、スペインは同0.7%で、前期と同水準だった。