ルクオイルとカザフ企業、カスピ海油田を共同開発

ロシアの民間石油大手ルクオイルは5日、カザフスタン同業の国営のカズムナイガスと同国領カスピ海の油田の共同開発で基本合意した。必要な手続き経てコンソーシアム(企業連合)を立ち上げ、カザフスタン当局に探鉱・開発許可を求めていく。ロイター通信によると、ルクオイルは同プロジェクトに2億7,000万ドルを投資する方針だ。

共同開発するのはカスピ海北東部のジェニス鉱区。カザフスタン唯一の国際貨物港で、4つの石油輸出ターミナルを備えるアクタウまで180キロメートルの距離にある。

ルクオイルは1995年にカザフスタンに進出し、北西部のテンギス、カラチャナガク、中部のクムコルなどで油田を開発している。カスピ海のロシア・カザフスタン境界線上のツェントラルノイェ鉱区での合弁事業や、テンギスとロシアの黒海沿岸のノボロシスクを結ぶCPCパイプラインにも出資している。

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