ユーロ圏労働コスト上昇率、1~3月は2%に拡大

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2018年1~3月期の労働コスト(時間当たり)上昇率は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比2%となり、前期の1.4%から0.6ポイント拡大した。(表参照)

労働コストの大部分を占める賃金・給与が1.8%、非賃金コストが2.6%の幅で上昇した。業種別の上昇率は工業と建設業が2%、サービス業が2.5%だった。

EU28カ国ベースの労働コスト上昇率は、前期を0.8ポイント上回る2.7%。国別ではルーマニアが12.7%で最高だった。主要国はドイツが2.3%、フランスが1.8%、英国が4.4%、イタリアが0.4%、スペインが1.4%となっている。

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