家具製造・販売大手のイケア(スウェーデン)は9日、インド1号店となるハイデラバード店が開業した。これを皮切りに急成長が見込めるインド市場の開拓を進め、2025年までに25店を開設する計画だ。
インド南部ハイデラバードの1号店は約3万7,000平方メートル規模。規制に基づいて原材料の30%以上を現地調達することで価格を低めに抑える方針で、1,000品目を200ルピー(約320円)以下で販売する。
イケアは2006年にインド進出を現地当局に申請したが、現地企業との合弁が条件となったため、一度は計画を断念した。しかし、同規制が緩和され、100%出資の現地子会社を通じた事業展開が可能となったことから再申請し、12年に認可されていた。
同社は19年に2号店をムンバイに出店する予定。その後もバンガロールなど主要都市に店舗を開設する計画だ。