欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/7/21

西欧

ダノン、ケニアの乳業最大手に40%出資

この記事の要約

乳業大手の仏ダノンは18日、ケニア同業のブックサイド・デアリーの株式40%を取得したと発表した。買収額は非公表。アフリカ進出拡大戦略の一環で、昨年に実施したガーナでの買収に続くアフリカ事業強化となる。 ブックサイドはケニ […]

乳業大手の仏ダノンは18日、ケニア同業のブックサイド・デアリーの株式40%を取得したと発表した。買収額は非公表。アフリカ進出拡大戦略の一環で、昨年に実施したガーナでの買収に続くアフリカ事業強化となる。

ブックサイドはケニアで40%のシェアを持つ同国最大の乳業メーカー。東アフリカ地域

でも最大手で、2013年の売上高は約1億3,000万ユーロに上る。牛乳、ミルク、バターなどを生産するほか、東アフリカ地域に大規模な牛乳集荷のネットワークを持ち、20万店を超える販売店も展開している。

ダノンは欧州での販売が伸び悩む中、新興市場進出に力を入れており、アフリカでは12年にモロッコ最大の乳製品メーカーであるサントラル・レティエールを5億5,000万ユーロで買収。昨年にはガーナの乳業大手ファン・ミルク・インターナショナルをドバイの投資会社アブラージ・グループと共同で買収した。