武田薬品、シャイアー買収が完了

武田薬品工業は8日、アイルランド製薬大手シャイアーの買収が完了したと発表した。買収額は460億ポンド(約6兆円)。日本企業による海外企業の買収としては、ソフトバンクの英半導体設計大手アーム・ホールディングス買収(約3.7兆円)を抜き、過去最大規模となる。

武田のシャイアー買収は、希少病医薬品部門やがん、消化器系疾患、神経精神疾患の治療薬部門などの底上げが目的。2018年5月に合意し、昨年末に両社の株主総会で承認された。

EUでは欧州委員会が11月、シャイアーが開発している炎症性腸疾患の新薬を他企業に売却することを条件に、買収計画を承認していた。

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