英ヴァージン航空の共同経営、欧州委が承認

欧州委員会は12日、欧州航空大手エールフランスKLMと米デルタ航空、英ヴァージン・グループが英ヴァージン・アトランティック航空を共同経営する計画を承認したと発表した。旅客輸送で競争上の懸念が浮上していたが、同市場の競争は激しく、強力なライバル会社が存在することから、問題はないと判断した。

エールフランスKLMは2017年、ヴァージン・グループから傘下のヴァージン・アトランティックの株式31%を2億2000万ポンド(約314億円)で取得することで合意。ヴァージン・アトランティックをヴァージン・グループ、デルタと共同で経営することになった。ヴァージン・グループとデルタの持ち株比率はそれぞれ20%、49%。

さらにエールフランスKLMとデルタ、ヴァージン・アトランティックは18年5月、大西洋路線の強化に向けた業務提携で合意していた。

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